白血病治療、四国拠点に県立中央病院 厚労省新規認定
愛媛県立中央病院(松山市春日町)は23日までに、「血液のがん」とされる白血病や悪性リンパ腫などの治療に用いられる「造血幹細胞移植」の四国ブロック推進拠点病院の認定を厚生労働省から受けた。移植コーディネーターを養成・配置した骨髄の早期採取の推進や医師、看護師ら医療関係者の研修などを行う。
全国8ブロックでは9病院を選定。医師や看護師などの育成や、地域で移植治療を担う医療機関の連携調整などに取り組み、移植の円滑な推進を目指す。
県立中央病院・血液内科主任部長の名和由一郎医師は、四国の患者が本州などで治療を受けている可能性を指摘。患者の負担を減らすために「四国で完結できる態勢を整えていきたい」と話している。